Klipsch R-40M をポチる

「高能率スピーカーは生々しい」という話がある.

小型スピーカーは基本的に低音が出ないので,わざと高音を出にくくして(高音のドライバーに入る入力を小さくするようネットワークをチューニングして)やるというのが定石のようなのだが,そうすると高音の音の解像度が下がってしまうということらしい.現在使用中の Dali Zensor 1 の場合は 87dB/2.83V/m というカタログスペックだが,大体 80dB 代後半が小型ブックシェルフスピーカーの定番値だ.室内楽でもう少し生々しい音が聴けないか(たとえばヴァイオリンで弓が弦に当たる音が聴こえるとか)?ということで高能率で評判の Klipsch スピーカーをポチった.モデルはいくつかあるが,先日サブウーファーを導入したので,ウーファーはもう極小で良いという判断から最小モデルの R-40M にした.

やっぱり来たら数字を見てわかったような気になりたいので,以下にスペックをダンプしておく.

項目 Dali Zensor 1 Klipsch R-40M
形式 2ウェイ2スピーカー・バスレフ 2ウェイ2スピーカー・バスレフ
HF 25mm ドーム型ツイーター 2.54cm アルミニウム LTS ツイーター
LF 130mm コーン型ウーファー 10.16cm TCP ウーファー
インピーダンス
再生周波数帯域 53Hz – 26.5kHz 71Hz – 21kHz
クロスオーバー 2.9kHz 1,770Hz
出力音圧レベル 87dB/2.83V/m 91dB @ 2.83V/1M
サイズ(WHD, cm) 16.2 x 27.4 x 22.8 14.6 x 29.8 x 21.6
質量 4.2kg 3.2kg
定価(ペア,税抜) 37,800円 43,000円
発売年 2011 2022
Zensor 1 vs R-40M